初夏から夏(5~9月)の山野草

 植物 名前  特徴   食べられる?
ムラサキツメクサ
(紫詰草)
アカツメクサ
マメ科

ヨーロッパ原産の多年草で、シロツメクサ同様、牧草として入り、現在では全国に野生化している。
花期は5~8月
日本全土に分布
ヒルガオ
(昼顔) 
アメフリアサガオ
ヒルガオ科

日中に花を開くのでこの名がある。日当たりの良い野原や道ばたにふつうに生える蔓性の多年草。 
普通結実しない。
花期は6~8月
北海道~九州に分布
春から夏にかけて若葉や花を摘み取る。
茹でて水にさらす。
おひたし、和え物、生のままで天ぷらに。また、さっと茹でて酢の物にします。
開花期に全草を根ごと堀り取り、日干しにしたものが生薬の旋化。身体のむくみや疲労回復に、一日料10㌘をコップ3杯の水で半量に煎じたものを、食間3回に分けて服用する。 
オトギリソウ
(弟切草)
オトギリソウ科

日当たりの良い草地に生える多年草。この草を高野傷薬として秘伝にしていた鷹匠が、その秘密を漏らした弟を切ったという伝説からこの呼び名が付いた。
花期は7~9月
日本全土に分布 
ヘビイチゴの実
(蛇苺) 
バラ科

蛇がいそうな所に生えるのでこの名が付いたと言われる。毒はない。
道ばたや田んぼの畦など、日当たりの良い湿った草地に多い多年草。
花は春に咲く。
花期は4~5月
日本全土に分布
 
毒はないそうですけれど食べられない? 
ハルジオン
(春紫苑) 
ハルジョオン
カンザシバナ
ビンボウグサ
キク科

北アメリカ原産の多年草。日本には大正時代に園芸植物として入って来た。戦後になって都市周辺を中心に各地に広がり、何処でも目に付くようになった。
茎の中は中空で蕾が下を向く。 

花期は5~7月
3~6月に若芽を採取
茹でて水にさらす
生のまま天ぷらに使う。その他、おひたし、ゴマ和え、煮物などにも出来る。
花はエディブルフラワーとしてサラダの彩りになる。 
 ハハコグサ
(母子草)
オギョウ
ホウコグサ
モチグサ
キク科

春の七草のオギョウ(御形)はこれのこと。
名前については 果実に付いている冠毛がほおけだつことからホオコグサと呼ばれ、それが転訛したという説がある。 
畑や庭、道ばたなどに普通に見られる越年草。
花期は4~6月

日本全土に分布
3月に若葉や茎を摘み取る。
茹でて水にさらす。
おひたし、和え物の他、生のものを天ぷらにする。
開花時に全草を採り、日干しにする。痰や咳に、一日料10㌘をコップ3杯の水で半量に煎じ、食間に3回に分けて服用する。 
 ドクダミ
(蕺草)
ジュウヤク
ドクダメ
ドククダシ
トベラ
ドクダミ科

陰や湿り気のあるところにふつうに生える多年草。全体に特有の臭気がある。
花びらのように見えるのは4個の総苞片で、その上に花弁も萼もない小さな花が黄色い穂になって付く。 
花期は6~7月
本州~沖縄
4月~6月に若芽、若葉、根茎を採取。茹でて水にさらすと異臭の大部分は消える。生のままの柔らかい葉を天ぷらに。下ごしらえした根茎や葉は、酢味噌和え、三杯酢にする。。6~7月の開花期に地上部を採取して日干しにしたのが、生薬の十薬。十薬は一日量20㌘をコップ3杯の水で半量になるまで煎じ、これを食間に3回に分けて服用すると、利尿や便通が良く成り、高血圧症の予防に役だつ。ニキビ、湿疹には、生の葉の絞り液を外用する。
 アメリカフウロ フウロソウ科

 北アメリカ原産の越年生草本
太平洋諸島やアジアに帰化している。
昭和8年に京都での帰化が報じられ、現在では東北地方以南に広く発生するようになった。
西南団地では麦畑や冬野菜畑に発生して問題になる。
花期は5~6月
 ?
アメリカアゼナ   ゴマノハグサ科

北アメリカ原産でアジアや南ヨーロッパに帰化している1年生草本。
1936年に兵庫県西宮市で採集され、現在では北海道から沖縄まで水田や湿った畑、道ばたに広く分布し、場所によっては在来のアゼナより多い。
除草剤が効かないことで問題になっている。

花期は6~9月
 ?
コバンソウ
(小判草) 
イネ科

ヨーロッパ原産の1年草。小穂が熟すと黄褐色になり、形も小判に似ているのでこの名が付いた。
小穂を俵に見立てて俵むぎ(タワラムギ)とも呼ぶ。
観賞用として栽培されるが、海辺などに野生化しているものも多い。
ドライフラワーに向く。
花期は5~7月 
 ?
 キランソウ
(金瘡小草)
ジゴクノカマノフタ
(地獄の釜の蓋)
シソ科

畑や庭の隅、道ばた、林のふちなどに生える多年草。 
放射状に広がり、地面に伏したようにへばりついていることから、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)とも呼ばれる。

花期は3~5月
本州~九州
花期の全草を天日乾燥し、細かく切って高血圧や解熱、下痢止めに煎じて服用するほか、生薬の絞り汁を虫さされやできものに塗布する 
 キキョウソウ
(桔梗草)
キキョウ科

北アメリカ原産の1年草。都市周辺の空き地などに時々見られる。
花が葉の付け根に1~3個ずつ段々になって付くことから、ダンダンギキョウともよばれる。
花期は5~7月 
? 
 アカカタバミ
(赤傍食)
カタバミ科

道ばたや庭、畑などに普通に見られる多年草。茎や葉にはシュウ酸含み、酸味があることから、スイモノグサとも言う。茎や葉が赤茶色のものをアカカタバミとよぶ 。
家紋にも多く用いられている。
花期は5~9月
日本全土
 ?
ジュウニヒトエ
(十二単)) 
シソ科

丘陵の林の下や農道の脇などに生える多年草。
花穂の下から順に咲いていく。 
花びらが重なっているように見えるのでこの名が付いた。

花期は4~5月
本州、四国
? 
イタドリ
(虎杖)
スイカンポ
ドングイ
タジイ
サシガラ
ヤマウメ
タデ科

虎杖は中国名。芽生えたばかりの時は竹の子にそっくりで、茎に赤みを帯びたまだら模様がある。中国ではこれを虎の皮にたとえたものという。
北海道から九州に生えている。
花期は7~10月
北海道~九州 
3~5月に、伸び出して間もない若い芽を採取。皮を剥いて茹でて、水にさらす。塩漬けで保存できる。下ごしらえしたものを酢の物、煮浸し、油炒めすると、歯ごたえのある惣菜になる。酸っぱいままのものを塩漬けにすると、強烈な酸味で、目が覚めるような1品になる。
秋に根茎を堀取り、水洗いして干したものが生薬の虎杖根 (こじょうこん) 一日量8㌘をコップ3杯の水で半量に煎じ、食間3回に分けて服用すると、便秘、月経不順に効果的と言われている。
ワレモコウ
(吾亦紅)
バラ科

山野の日当たりの良い草地に生える多年草。花には花弁はなく、4個の萼片が花弁のように見える。
花期は8~10月
北海道~九州
秋の根を天日乾燥させ、吐血、月経過多などの止血に煎じて服用する