初夏から夏(5~9月)の山野草

植物  名前   特徴他  食べられる?
 スベリヒユ
(滑り莧)
ヒョウナ
オヒョウ
スベラヒョウ
ウマビユ
アカヂシャ
スベリヒユ科

 日当たりの良い畑や道ばたに生える熱帯性の1年草
夏の盛りに、作物や他の雑草が萎れていてもスベリヒユだけは生き生きとしている。多肉な葉は乾燥に強く、次々に花を咲かせる。
水にさらすとぬめりがあるので、この名が付いた。
花期は7~9月
日本全土
7~9月に、開花前の地上部をナイフで切り取る。
茹でて水にさらす。保存するときは、茹でたものを乾燥させる。
子醤油和えが一番ポピュラー
ぬめりと独特の風味は野菜にはない美味しさがある。その他、酢味噌和え、煮浸しに。乾燥したものは茹でて戻して水にさらし、煮付けやゴマ和えにする。
ツルボ
(蔓穂)
スルボ
サンダイガサ
(参内傘)
ユリ科

 山野の日当たりの良い草地に生える多年草。群生することも多い。
花期は8~9月
日本全土に分布
イヌガラシ
(犬芥子) 
アブラナ科

道ばた、空き地、畑などで普通に見かける多年草。
小さいが草むらや裸地の中で、黄色の十字形の花は、よく目立つ。
中国大陸からインドまで広く生える。
花期は4~9月
日本全土に分布
春に若い芽を摘み、茹でて、ゴマ和え、クルミ和え、落花生和え、納豆和えなどの和え物とか、卵とじ、煮物、油炒め。汁の実などに調理する。
イヌガラシはあっさりした味だが苦みはない。
キンミズヒキ
(金水引)
(仙鶴草)
(竜牙草)
バラ科

 秋の道ばたや草むらで黄色の穂がよく目立つ多年草。草むらに入ると衣服に実が付き、取るのに苦労する。金水引は小葉が5~9枚と多い。
花期は7~10月
北海道~九州に分布
 カリガネソウ クマツヅラ科

低い山の林縁などに生える大きな多年草で、草丈は1mほどになる。
全草に強い臭気がある。
葉の付け根から長い柄を延ばし、青紫色の面白い形の花をまばらに付ける。
花期は8~9月
北海道~九州に分布
シシウド
(猪独活)
セリ科

山地の草地や林のふちなどに生える大形の多年草。
我が国固有の種である。
姿がウドに似て、その逞しさからイノシシの食うウドに例え、この名で呼ばれる。
花期は8~11月
本州~九州に分布
秋に根を掘って天日乾燥し、解熱や鎮痛などの症状に煎じて服用する
ヒメマツバボタン
(姫松葉牡丹)
スベリヒユ科

熱帯アメリカ原産で東南アジアなどに帰化している1年生草本。全体多肉質。
観賞用に栽培される松葉牡丹に比べて花が小さい。
1960年代に帰化が知られるようになり、現在では関東地方以西で乾燥して日当たりの良い道ばたなどに発生する。別名、ケツメクサ

関東地方以西
 オカトラノオ
(岡虎の尾)
サクラソウ科

上部が垂れ下がった太い花穂を虎の尻尾に見立ててこの名が付いた。 
山野の日当たりの良いところに生える多年草。
花期は6~7月
北海道から九州に分布

 
クサノオウ
(草の黄)
(瘡の王) 
ケシ科

名前については、茎や葉を切ると黄色い汁が出るので草の黄という説と、丹毒(皮膚病)に効くので 瘡の王と言う説がある。
道ばたや草地、林のふちなどに生える越年草。
花期は5~7月
本州~九州に分布
毒草

全草に毒性分ケリドニンを含み、誤食すると痙攣、呼吸困難を引き起こします 
 カワラナデシコ
(河原撫子)
ナデシコ科

山野の日当たりの良い草地や河原などに生える多年草。
秋の七草の一つで、単にナデシコとも呼ばれる。
花期は7~10月
本州~九州に分布 
 9月に種子を採取して日干しに。一日量3~5㌘をコップ2杯の水で半量に煎じ、食間3回に分けて服用すると、尿の出が良く成り、むくみ取りに役だつ。
 ヨウシュヤマゴボウ
(洋種山牛蒡)
ヤマゴボウ科

北アメリカ原産の多年草で、アメリカヤマゴボウとも呼ばれる。
明治初期に日本に入り、現在では空き地や道ばたなどに雑草化している 。
この実は”ink berry”と呼ばれ、紅紫色の汁を出し、色水遊びや染め物遊びに使われる。この根は牛蒡に似ており、またヤマゴボウの名が付くが有毒なので気をつけたい。
花期は6~9月
全草、特に根に硝石などの毒性分を含み、誤食すると嘔吐、下痢、麻痺を起こします。 
 ウツボグサ
(靫草)
カコソウ
カコクサ
チドメクサ
ジビョウクサ
ウツボグサ科

シソ科

太い花穂が矢を入れる靫に似ているのでこの名がある。山野の日当たりの良いところに生える多年草。
花期は7~8月
日本全土に分布 
 4月に若芽、若菜を摘み取る。
塩ゆでにして水にさらす。
和え物の他、煮浸しに。花は生のままサラダなどの飾りにします。

花穂がうがい薬になる。褐色になる7月頃に花穂を採取して日干しにし、一日量5㌘をコップ3杯の水で半量に煎じ口内炎や扁桃腺炎に、この液で適宜うがいをする
ギシギシ 
(羊蹄)

ウマスイバ
ウマスカンポ
ウマスイコ
カンネ
カンネカズラ
タデ科

田や畑の畦、道ばた、野原など、やや湿ったところに生える多年草。 
花期は6~8月
日本全土に分布
生薬名・・羊蹄根
2~3月に開ききる前の若葉を採取する。透明なぬめりのある液体に被われているので、ナイフで切り取る。
茹でて水にさらす。
酢味噌和え、煮浸し、三杯酢、汁の実などにする。 

10月頃に根を堀取り、水洗いして日干しにしたのが生薬の羊蹄根である。便秘に、一日量10㌘をコップ3杯の水で半量になるまで煎じ、食間3回に分けて服用する。生の根をすり下ろしたものは、いんきん、タムシに有効で、患部に塗布する。
 キキョウ
(桔梗)
オカトトキ

キキョウ科

山地の草原に生える多年草。
古くから栽培され、園芸品種も多い。
秋の七草に数えられているアサガオ(朝貌)はキキョウのことであると言われる。
花期は7~9月
北海道~九州に分布
 4~5月に若芽を採取する。
茹でてからよく水にさらし、十分にアクを抜いてから食用にする。
おひたし、各種和え物、煮物に。秋に根を堀取り、日干しにする。痰切り、咳止めに粉末をひとつまみ入れた水でうがいをすると有効である。
タヌキマメ
(狸豆)
マメ科

日当たりの良いやや湿ったところに生える1年草。
花または萼に包まれた豆果を狸に見立てて、この名があるという。
花期は7~9月
本州~沖縄